・・・・いや、違うな。


私は単に、誰にも拒絶されたくないだけだ。

誰もわからない様に、心の中で自分自身を嘲笑った。


ーーーーもう、昔の私の様になりたくない。


最近、私は臆病になった。

あの時の決意が、約束が、揺らいでいる。


新撰組は、信用している。だが、『信頼』はしてはいけない。

そう思いなおし、総司に笑いかけた。



「もうそろそろ見張り交代の時間だから、またねー。」

総司「もう?早いね。また明日。」


襖に手をかけて、総司の部屋を後にする。



ーーーー私が戦うのは、イークのためだ。
新撰組の為に、戦っては駄目。


だって、私は、もう総司や土方の様に純粋ではないのだからーーーーー。