赤い桜が舞う。 前に人を殺した時よりもひどく緩やかに。 しかし、その時には感じなかった『痛み』があった。 山南「・・・・ぐっ。」 血を吐きながらも、山南さんは手を止めない。 どす黒い赤が山南さんの手を、服を、床をどんどん染めていく。 そして、その手が左脇腹から右脇腹まで到達したとき、 無言で総司が刀を抜き、山南さんの首へとあてたーーーーー。 その瞬間を、私は目をそらさずに見つめていた。 否。 そらせなかった。 山南さんが選んだ道の終わりを見届けないわけにいかなかったから。