* 翌朝、ひとけのない昇降口で。 外靴から上靴に履き替えていた、まさにそのとき。 「……っ、」 足の裏に強い痛みが走った。 上靴に、画鋲が入っていたのだ。 こんな漫画みたいな嫌がらせしたの誰よ。 小学生レベルだな。 まさか、愛美か菜々の仕業……? ここで普通、女の子なら 泣きそうになるのかな。 ムカつくのかな。 わたしの場合は ……くだらなさすぎて、笑えてくる。 「はは」 嘲笑だ。 「……痛いっつーの」 踏んづけたというよりは刺さった。 「おはようございます。朝からヨガですか?」