――ねえ、モトコ。



オトナをその気にさせる方法、教えてあげようか。



「……本気か?」



――こっちから破壊するのさ。


「はい」

「後悔しても知らねーぞ?」


――オトナと、コドモの壁を。


「……っ、しません」

「若気の至りかもよ?」

「違う……!」

「俺と恋愛したいの?」

「したいです……っ、」

「……へぇ。まさか木乃からこんな風に煽られるとはな?」