なんか、こういうの、いいな……。


「明日は、この会にマナミを加えよう」


――は……?


突拍子もないことを言い出したレオ


「なにいってんのレオ」

「人数多いほうがいいよね。準備することいっぱいあるわけだし」 

「でも愛美って……モトコっちと相性良くないよね」


優那が、レオの提案を聞いて驚いている。


かつて愛美がエリカと菜々と一緒になってわたしをイジメていたのを知っているからだ。


「モトコがボクに言ったんだよー?」

「なにを?」

「“あの子は誰かといなきゃ生きていけないニンゲンだ“ってさ」


(……!!)


「エリカが転校してから、マナミは一人ぼっちだ。一人が嫌いなのに。寂しがってるあの子を誘うなら今だよ」


だから屋上でレオはわたしに、マナミに呼びかけろって言ったのか。