狐が人間に化けていたり、魂が入り込んでいたり、違う場所に行ったり。 普通に生きてたらこんなことない。 私は月緋家の令嬢でママは私を産んですぐに死んじゃってパパは全然帰ってこない。 そんな家庭はきっと世の中にあるだろうに、どうして私がこんな体験してるんだろう。 絶対普通じゃない。 「...あー疲れた。」 階段の踊り場に大の字になって寝転がった。 壁に貼り付けられた窓から月の淡い光が彼女を照らしていた。