「おはよう茉莉ちゃん。晶がごめんね」
爽やかな顔をして晶くんの後ろ襟を引っ張って連行する昴さん。晶くんは反省どころか明日も普通に侵入してきそうで最早諦めるしかないのかなって思う……。
「あ、そうだ。これお弁当」
「ええ?また作ってきてくれたんですか?」
昴さんの優しさに感激しながら、チラッと聖を確認する。低血圧なのかボーッとしていて私とは一度も目が合わない。
昨日のこと怒ってるのかな……。
でも私は悪くないっていうか、聖のキレるスイッチがよく分からないけど、きっと聖にとって〝アレ〟は余計なことだったんだと思う。
「あ!まりりん、またため息!」
晶くんが頬をツンツンして構ってアピールをしてくるけど、私はされるがまま学校へと到着した。



