私はただ友達とか作ればもっと学校生活が楽しくなるんじゃないかと思っただけ。
そしたら、また少しだけ笑ってくれるんじゃないかと思っただけだ。
それだけなのに……。
そんなに怒らなくてもいいじゃん。バカ。
「まりりん。なんだか悲しそうな顔して寝てたよ?大丈夫?」
気持ちが消化されないまま眠りについて翌朝。
目を開けると隣には晶くんの姿。
「……はあ、晶くんまた……」
驚くことも忘れてため息。なんだか今日は大声を出せる気分じゃない。
「元気がないね。俺が慰めてあげるよ?」
寝ている私の背中にピタリとくっついて鼻をスリスリとしてくる。
ペットを飼っていたらこんな感じなのかな……と寝起きでぼんやりとしてる頭で考えつつ。
わざとなのか無意識なのかその手は次第に私の腰へ。
「晶くん、昨日のこと学習してないよね?」
「俺すぐに忘れちゃうんだよね」
「はあ……」
「まりりん!ため息つくと幸せが逃げちゃうよ?」
兄弟でどうしてこうも性格が違うのかな。
晶くんまでとはいかなくても聖ももう少し分かりやすい性格をしてくれたらいいのに。



