「ちょっと!ふたりでなに話してんの~?俺らも混ぜてよー!」

と、そこへ議論が終わった晶くんと昴さんが。


結局、そのあと四人で楽しくお喋りをして、お母さんからのメールで時間がすでに22時を過ぎてることに気づいて私は家へと帰った。

家に着いて、こっそりと自分の部屋のベランダを確認すると小さな小石が落ちていた。


……ああ、やっぱり聖に見られてた。絶対に。

真向かいには聖の部屋。

そして1階のキッチンでは昴さんがきっと後片づけをしていて、晶くんはお風呂に入ってる。

お隣さんだと明かりがついてる箇所を見るだけで、なにをしてるか想像できてしまう。


今日は色んなことがありすぎた。

まだ少しだけ胸がざわめいている。

だけど一条三兄弟とこれからなにが起こっていくのか。

普通の日常が少しだけ変わっていく気がして、
ちょっとワクワクしている。