……とうめい……人間?
聞き間違いだろうか?確かにそうやって聞こえたけれど。
「ちなみに昴兄さんは……」
晶くんの説明を遮るように伸びてきた手。
昴さんの長くて綺麗な指先が私の頬に触れる。
スッとなぞるように指を動かして、その爪は先ほど料理をしていた時よりも長くて妖艶。
「茉莉ちゃん。俺は吸血鬼なんだよ」
昴さんの顔を見ると瞳の色が赤くなっていて、鋭い八重歯のようなものがキラリと光る。
……きゅ、吸血鬼?
頭がパニックになりそうな中で、昴さんと晶くんが普通の人じゃないのならもしかしたらと隣へと目を泳がせた。
「ああ、聖は狼男だよ」
さらりと日常会話でもするように昴さんが言う。
不機嫌な顔をしながら一条聖は飲み物を飲んでいて、たしかに睨みつけるような目付きは狼に似てるといえばそうなんだけど……。
えっと、説明されたことを整理するとつまりは
昴さんが吸血鬼で、
晶くんは透明人間で、
一条聖は狼男ってこと!?



