「イヤだなあ。まりりん。そんなわけないじゃん!ってかウサギって食べれるの?」
なにかのツボに入ったのか晶くんはお腹を抱えてケタケタと笑っている。
「これは普通の鶏肉だよ。近所の精肉店で新鮮ないいやつを買ってきたんだよ」
それに釣られて昴さんも優しく微笑む。
その姿を見て私はホッと肩を落とした。
そ、そうだよね……!なんか奇妙なことばかり続いていたから考え方もおかしくなってたかも。
そう思ったらやっと食欲が湧いてきて、唐揚げを口に入れると今まで食べた中で一番ってくらい美味しくて箸が止まらない。
「美味しい~!昴さんって料理上手なんですね!」
パクパクと食べながら、昴さんはまた三人と目を合わせて持っていた箸を置いた。
「茉莉ちゃん。口で説明してもきっと信じてもらえないだろうからまずは見てほしいんだけど」
「……?」
まだ唐揚げをモグモグさせている私に昴さんがそう言って、ふとその隣を見ると晶くんがいない。
……あれ、さっきまでいたのにいつの間に?



