そのあと手際よく昴さんが料理を再開して、テーブルには色とりどりの美味しそうなご馳走が並べられた。
さっきまで恐怖で震えていたとは思えないほど明るい食卓。私の前には昴さんが座ってその隣は晶くん。
そして私の隣には一条聖が座って、昴さんの声かけで「いただきます」とみんなで手を合わせた。
目の前にはカリッと揚がった唐揚げが。
手を付けないのはお腹がすいていないからじゃない。まだ色々な疑問が頭に残ったままだからだ。
「茉莉ちゃんの口には合わないかな……?」
心配そうに見つめる昴さん。
「いえ、そういうわけじゃないんですけど……」
三人の視線が私に集中している。
口に出すのは怖いけど、聞かないままだったら箸を持つことすらできない。
意を決して私はグッと手に力を入れた。
「あ、あの……!これって学校のウサギの肉じゃないですよね?」
一瞬空気が静まり返る。
この沈黙はもしかして当たりだから?だとしたらどうすればいいの?そもそもなんでそんなことを……。
「ふ、あははは!!」
私がぐるぐると妄想していると、突然笑い声が響いた。



