「……だれ?」
まだ霧島くんのことを知らない晶くんはキョトンとした顔をしていた。
「まったく生徒会長の顔も知らないなんてどいつもこいつも低脳で困る」
「生徒会長?まさかお前が霧島?」
「年下のくせに言葉使いがなってないな。その服装も含めてお前には罰を与えてやるよ」
そう言いながらも霧島くんの視線は何故か晶くんではなく私。自然と晶くんを掴む手が強くなる。
「まりりん?どうしたの?こいつになにかされたの?」
キスされた、なんて言いたくない。
「佐崎茉莉。とりあえずまたふたりで話がある。こっちに来い」
「………」
「さあ、早く」
霧島くんの手が私へと伸びてくる。怖くてギュッと目を瞑るとそれは私に触れる寸前で止まった。
「まりりんに触らないでくれない?」
霧島くんの手を晶くんが制止していた。



