俺はその様子を見て盛大なため息を吐き出した。


ほんと、勘弁してほしい。


立花が俺より2つも年上だなんて到底思えない。


この男に咲を見せたらそれこそ何を言われるかわからない。


咲は映画サークルのマドンナだぞ。


「どうしても見せられないのか?」


急に大人しくなった立花がそう聞いて来た。


「まぁ、そうだな」


俺は頷く。