粗稿なので、直しを入れ、校閲がチェックして世に出る。


 乱暴な記事を書くことはあった。


 ライターなど書けることは何でも書く。


 それが仕事だからだ。


 多少の名誉棄損行為など、週刊誌なら十分有り得る。


 裁判になり、仮に敗訴しても、雑誌が売れれば儲かる。


 全く気にしてなかった。


 単にまたかと思うだけだ。


 週刊誌の面白おかしくという傾向は、昔からある。


 何も、今に始まったことじゃない。


 気にすることはないのだ。


 公然とまかり通っていることなのだし……。


 いかに面白い記事をたくさん書くかが、あたしたちライターの仕事である。