働かないアル中の人間が血族にいて。 


 でも、いいのだ。


 縁は切れているのだから……。


 そう思っていた。


 別に今更、仲を良くしようとも考えてないのだし……。


 それにあたしは家族を捨てたのだ。


 そう感じていた。
 

 どうせ昼間から飲んでいるのだろう。


 そんな人に用はないのだ。


 生きようが死のうが、関係ない。


 自分の道を行くつもりでいた。


 曲がりながらも、一ジャーナリストとして。


 ずっとパソコンのキーを叩く。