どうすることも出来ないまま、固まる。 この状況…やばい。 嬉しいけど、恥ずかしすぎるし、心拍数早すぎだしっ! これ以上どうすることも私には出来ない。 軽率すぎた。 「ひゃっ…!?」 急に耳たぶに感触を受け、変な声が出てしまった。 な、なななっ何!?今の!? 「まっ、真緒くん!?」 「何?」 「いいっ、今っ…何をしたんですか!?」 「…さぁ。もう1回するから当てる?」 「しなくて大丈夫ですっ…!!」 お、おおっ、落ち着け私…。 これ以上、動悸が早くなったら本当にやばい。