沙「総長さん…私の為に…ごめんなさい。本当にごめんなさい」


悟「おぉ~愛だねぇ~へへへへッ」


沙「これ以上、総長さんを苦しめないで下さい…」


悟「は?」


沙「私を刺したければ刺せばいいです!」


祐「おい沙奈!…お前何言って…」


悟「言われなくたって…刺すよ…けど、苦しみながら…死ねよ…」


シュッ


沙「痛ッ…ハァ…ハァ…」


悟は沙奈の胸元に深くナイフを入れた


祐「…………悟ーーーーーーー!」


悟「だーははははははははははは…笑わすぜこの女」


雪「さ…な…ッ」


バタッ


憲「雪ちゃん!しっかり!」


竜「ダメだ!気を失ってる…」


沙「…ハァ…総長さん…来ないで下さい…お願いします…私なんかに構わず…どうか引き返して下さい…」


悟「だとよ?死ぬ気でいやがるこの女…やっぱ笑わせるぜ…」


祐「……じゃねー…」


悟「あ?」


祐「ざけんじゃねーぞてめぇ!」


沙「総長…さん」


祐「勝手に俺に関わりやがって、勝手に俺の周りチョロチョロしやがって…勝手に…勝手に俺の事好きになりやがって…」


憲「祐希……」


祐「俺、てめぇの事信じるっつったよな?だったら……俺の事も……少しは信じてもいいんじゃねーのか?」


沙「…総長…さん…」