「沙奈様…お客様が来ておりますが…」


沙「お客様…?」


皆「どうぞ…」

そこに立っていたのは、祐希だった…………


沙「総長…さん」


祐希は皆川に一礼して沙奈の部屋へ入った


皆「ごゆっくり…」


ガチャン…ー…。


沙奈はベッドから降りて、祐希に近付いた


祐「…大丈夫かよ…」


沙「…はい…総長さん…昨日は本当にすみませんでした…私なんかのせいで…、、、」


祐「…アイツにも佳代の仇が出来たし、気にしてねーよ」


沙「総長さん…私…総長さんの前から消える事が出来ないみたいです…」


祐「…」


沙「やっぱり、私は…総長さんの事、、ほっておけないんです」


祐「別に…消えなくてもいい…俺に構うなとも言わねぇー。ただ、条件がある…」


沙「条件…?」


祐「……もしお前が俺の事、本当に変えたいと思ってるなら…必ず…変えるって約束しろ」


沙「えー…ー」


祐「それだけ今日言いに来た」


沙「それって…私を認めてくれるんですか?!私でいいんですか?総長さん!」


祐「アイツらが…憲吾と竜磨がお前を信じてるみてぇーだからよ」


沙「私を…」


祐「…アイツらはあぁ見えて…人を見る目がいいんだ…佳代の時もそーだったからな。アイツらの想いを無駄にはしたくないだけだ…」


沙「総長さん…私…ッ…ヒックッ」


祐「何で泣くんだよー。ったく」