見慣れた通学路なのに、どこか知らない場所を歩いているみたいで。 身体中が沸騰しそうなくらい熱い。 チョンと触れた私と雪の手に過剰なくらい反応してしまって、バッと触れた右手を握りしめた。 「…れる?」 私の反応にきょとんと意味がわからないというような表情の雪。 「え、あ、何でもない!」 「……そう…?」 「うん!」 笑って誤魔化す私を怪訝そうに見つめてふーん、と私の手を取った。 「…っ」 前までは、手を繋いでもこんなドキドキしなかったのに…… 何で、どうしたの…私。