君と駆ける夏

朝飛がタイムを取って駆流の元へ行く。



周りのみんなも駆流の周りに集まる。



すると、突然朝飛がベンチに向かって走ってくる。



「どうした。」



監督が聞くと朝飛が焦ったように言う。



「駆流が!手首痛むっていうんですけど、絶対降りたくないって。はぁっ、どうすればいいですか?」



え?



怪我っ!?



「・・・・・・・投げさせろ。ただ、この回を終えたらすぐに手当してもらえって伝えろ。」



「はいっ!!」



朝飛にそう言うとまたグラウンドに戻って行った。



朝飛が話すとみんなが頷いて聞いている。



「プレイボール!!」



タイムが終わって試合が再開する。



駆流は深呼吸してボールを投げる。



ストライク!!



「「よしっ!!」」



監督と私の声が被った。



そして、



「ストライク!!バッターアウト!!」


私は急いで駆流の手当をする。



手首は腫れていて赤くなっている。