私がそう叫ぶと駆流が笑い出した。



「あはははは!!本当に光はさー!もう、怒ってたのに笑っちゃったじゃん。・・・・・よし、一緒に行こう。甲子園。」



「うん。行こう。」



駆流が小指を出したので指切りした。



「・・・・・・甲子園で、勝って、戻ってきたら光に言いたいことがある。聞いてくれる?」



「今じゃダメなの?」



「うん。・・・・・・・・約束叶えてからじゃないとね。」



「分かった。」



「じゃあ、俺そろそろ帰るな。また明日来るから。」



「うん。・・・・じゃあね。」



駆流と離れるのがちょっと寂しい。



1人で病室なんて初めてだもんなー。



「ふっ、こんな顔しなくても明日来るって。」



「っ///// 別に寂しくないし。」



「あはは!はいはい。・・・・ん。これお守りとして持っといてよ。それで治ったら俺にまた付けて。」


そう言って手首に付いていたミサンガを私の手に付けた。



「うん。・・・・・ありがとう。あっ、じゃあ私の駆流が付けて。交換。」



そう言って私のミサンガを駆流の手首に付けた。



「うん。ありがとう。じゃあ、明日から頑張ろうな。」



「うん。頑張る。」