君と駆ける夏

すると、カーテンの裏にいたのか駆流が顔を出した。


「ど、うして。いるの?」



私が驚いて駆流の方を見るけど、駆流は顔をあげない。



「光のこと、ここまで救急車に乗って連れてきてくれたのよ。・・・・本当に感謝しなさい。」



お母さんがそう言う。



「じゃあ、明日から診察始めるから今日はゆっくりしてなさい。熱だってまだあるんだからね。分かった?」



「・・・・・・はい。」



そう言うと先生は病室を出て行った。



「駆流君、私今から用事あるからちょっとだけ光のこと見ててくれる?後は夕飯近くになったら帰ってきてね。今日私がご飯頼まれたから。家に寄ってね?」


「はい。いつもありがとうございます。」



そう言うとお母さんが帰って行って駆流と二人きりになる。



頭が混乱してきて痛くなってきた。



「あ、の、・・・・・・」



私が何を言いたいか分かったのか駆流が話し始めた。