君と駆ける夏















「・・・・・・・い。・・・・・ありがとう、駆流君。」



「いや、・・・・・・できなかった。」



遠くで誰かの声がする。



誰かな?



っていうか、私どこにいるんだろう。



目を開けると、見慣れない天井。



真っ白だ。



「あっ!!光!!目覚ました!!ナースコール!!」



「・・・・・おか、あさん?」



「そうよ!ここ病院だからね。今日から入院だから。」



「え!?入院!?っ!痛いっ!!」



勢いよく起き上がって体中が痛くなった。



腕には点滴がしてある。



「ちょっと!!危ないからやめなさい!!もう、あんたは!!親の身にもなりなさい!!こんなになるまで我慢して!!」



お母さんに怒られていると、いつもの先生が来た。



「ひーかーりー!!あれほど言ったでしょ!!今度こそ、大人しく、そこで、入院!!入院!!大事なことだから2回言ったわよ!!」



「は・・・・・・・い。でも、・・・・どれくらい?」



「それは検査しないと分かんないし、あんたの喉の状態にもよるわ。一応、そこの彼にも言っといたわよ。あんたのこと。」



「・・・・・・・・・・・・・・・え?」