君と駆ける夏

「うん。大丈夫だよ。」



とは言ったもののかなりやばいかもしれない。



喉が痛くて、声を出すのも辛い。



ふらついてきて、熱があるのが分かった。



でも、応援したい。



7回の表。



バッターは朝飛。



さっき風香から応援のメッセージが届いて最高潮に調子がいいはず。



ここで先に点を取っておきたい。



朝飛はボームをよく見て、3球目。



勢いよく振ったバットにボールが当たった。



空高く飛んで、・・・・・フェンスを通り越した。



「「「「「ホームラン!!」」」」」」



球場中からたくさんの歓声。



ベンチも大盛り上がり。



やった!先制点!!



朝飛も嬉しそうに帰ってくる。



その回は朝飛のホームランで終わって、7回裏。



駆流がマウンドに上がる。



1人目のバッターはさっきもヒットを打たれた要注意の選手。


ボール、ボール、ファール、ボール、ストライク。



6球目、真っ直ぐ投げたボールは高い金属音と共に空に飛ぶ。



「「「「「「ホームラン!!」」」」」」



さっきのホームランがホームランで返された。



これは・・・・・駆流の気持ちが動揺しないといいんだけど。



1度朝飛がタイムを取って駆流の元へ行く。