君と駆ける夏

「でも・・・・・・・声かー。咳した時とか痛いし、大変だね。」



「うん。・・・・・・・入院なんて絶対嫌だし。」



「うん。そうだね。たまに具合悪くなったら言ってね?絶対だよ。」



「うん。・・・・・よし。じゃあ、戻ろっか。」



本当は言葉にしている以上、怖い。



私の声はこれからも変わらず出るのかな。



これからもずっと、こんなのを抱えなきゃいけないのかな。



はぁー。



今は精一杯頑張るだけだ。



駆流にはバレないようにしなきゃいけないし。



これから体に気をつけて生活しなきゃいけない。



お父さんとお母さんにも言ったけど、2人ともそんなに心配してないみたいだ。



そこまで深刻じゃないと思っている。



「具合悪い時はちゃんと言うのよ。それと、薬はちゃんと飲んでね。」



お母さんがそう言ったくらいで後はいつも通り。



やっぱり、私が思ってるほど深刻なことではないんだろうか。