君と駆ける夏

「はい。・・・・今はまだまだ未熟ですけど、これから頑張りたいと思います。」




周りからはたくさんの拍手がおきた。




その後、バスに乗って学校に戻る。




隣には駆流ではなく、朝飛。




「あれ?珍しいね。起きてるなんて。」




「まーな。・・・・・今の駆流になんて声掛けていいかわかんねぇ。多分あいつ、俺らが思ってる以上に引きずってるぞ。最後の打席と、守備。」




心配そうに言う朝飛が頭を抱えて項垂れた。




「うん。・・・・・・私もなんとなくそうだと思ってた。今は1人にして、学校に着いたら話してみるよ。」




「よろしくな。・・・駆流には光がいないと駄目だな。」




「そう?」




「光だって辛いんだろ?・・・・幼なじみっていうのが邪魔することがあるんじゃないの?」




「うん。でもね、私の気持ちよりも野球の方が大事だから。・・・・・でも、いつか伝えたいとは思ってるよ。」




「そっか。頑張れよ。・・・・・ふぁー。・・・・・・駆流じゃなくて悪いけど、ここにいていい?」




目を擦りながら朝飛が眠そうに言う。




「うん。いいよ!着いたら起こすね。」




「ん。サンキュ。」