君と駆ける夏

何分経って、キャプテンが姿を見せ、ほかの選手がそれに続いた。




監督が帽子を取って話す。




「今日の試合は良い試合だったとは言いきれない。でも、ここに来てこの結果を出せたことに誇りを持ってほしい。3年はここで終わりだが、1、2年は今日のことを忘れずに明日からまた頑張っていこう。来年、ここに来れるように。・・・・・今まで、よくやったな。ありがとう。」




監督の言葉にみんなが涙した。




次にキャプテンが話す。




「まず、みんなに迷惑を掛けたことを謝りたい。最後の回は、俺のせいだ。すまん。でも、ここまで来れたことが俺の誇りだ。これから1、2年には俺たち以上に高い所へ行ってほしい。・・・・・・そこで、新しいキャプテンを俺から決めさせてもらいたい。・・・・・・・・・駆流。お前が次のキャプテンだ。」




「・・・・・・え?」




「このチームの先頭に立って頑張って欲しい。お前にはその力があると思う。」




みんなが駆流に注目する。




駆流は最初戸惑っているように見えたけど、最後は強く頷いた。