君と駆ける夏


私が駆流の所へ行こうとして駆流の顔を見る。




・・・・・・・・何も見えてない。




今までで1番やばいかもしれない。




「駆流。こっち向け!!大丈夫、駆流なら、いけるよね?」




「ふっ、当たり前じゃん!!」




そう言ってマウンドに向かう駆流の後ろ姿は今までに見たことないくらい、悲しく見えた。




「プレイボール!」




キャプテンがマウンドに立った。




第1球、得意のストレートがここにきて砕かれた。




初球、ホームランを打たれた。




それはピッチャーの流れをどんどん変えていくものになった。




2アウト満塁。




そろそろキャプテンの体力も限界になってくる。




最後のバッターがバッターボックスに立つ。




ストライク、ボール、ファール。




あと一つのアウトをみんなが期待している。