「ううーーー!!」


車から降りた私は大きく伸びをした。


長い間座っていたせいで体中が痛い。





体をほぐした私は空を見上げる。

澄み渡るラムネ色の空、しょっぱい海のにおい、風で揺れる木々の音。


都会から離れており、この辺りにお店というものは一軒(小売店のようなもの)しかない。


まぁつまり田舎だ。