自分のことは棚上げかよ。 はっきり言ってその太々しさには尊敬する。 どうしたらこんな自己中な大人になれるのか。 「その角曲がればすぐだ」 今日の晩飯は妹の希望通りオムライスらしい。 椿は慣れた手つきで卵と野菜、鶏肉をカゴに詰め込んだ。 家に帰ると妹がばたばたと出迎える。 「おかえりー。お兄ちゃんいいなー。私も椿さんと買い物行きたかった」 そういうことは朝言ってくれ。 喜んで俺の役割を譲ったのに。