だけどこうなる前、以前スーパーまで歩いた時とは違い、流れる空気は穏やかだ。 「ふはっ」 己の単純さに笑える。 だって穏やかなんだ。 凪いでいるんだ。 理解して、受け入れて、それだけで俺の世界は光を帯びる。 輝いている。 温かい。 ああ、俺はなんて幸せなのだろう。 かつて感じたことのない大きな幸せオーラーに包まれて食べたパンケーキは格別だった。