だったらあんたが堕ちてくれ


そう、これは夢。

俺はいま小さかった頃に戻っている。

だからマザコンじゃない。

小さな子供が母親に甘えるのは普通。

小さいからこそ許される、子供の特権。

温かい。

久しぶりにこんな近くに自分以外の体温を感じた。

心地良かった。

母さんの、他人の、自分のじゃない体温は、こんなにも心地が良いものなのか。

それに音。

耳元で聞こえる、人間の生きている音。

その規則的なリズムは無条件に安心する。

母さんの胸にさらに顔を深く埋める。