今度は聞こえた。 はっきりギロリと、現実ではありえないその音が、確かに聞こえた。 「あんたさあ。“さっき”からうるさい」 「うるさいって」 「風呂でも子供みたいに潜ってるし。かと思えば急に立ち上がるし。こんな時間にスクワットなんかしてるし。言動がうるさすぎ。ガキかよ」 実際には腹筋もしてるが、そうじゃなくてー 「ガキだよ!」 ガキもガキ。 いくら大人ぶってみても、いや、してないが、とにかく俺はまだケツも青いようなガキ真っ最中。