王様と私のただならぬ関係

「おかしなことを言うな。
 俺はちゃんと息をしているし、お前と一緒に食事もしている」

 生きてないことはない、と靴を脱いで、明日香について上りながら、秀人は言ってくる。

「でも、なんかこう、植物が人の形創ったみたいな。

 うーん。
 邪心のない感じがするんですよ」
と言うと、秀人は、

「いや、お前と居るときは、邪心だらけだ」
と言ってきた。

 ……そうなんですか、と言いながら、明日香は、邪心だらけの人を部屋に入れてもよかったのだろうか、と思っていた。