廣田秋成が入ってきたとき、
ああ、この人か。
見た見た社食で、と明日香は思っていた。
王様の配下その一。
確かにかなり格好いいかも。
今風の整った顔立ちをしている。
だが、王様のせいか、普通に格好いい程度に見えてしまう。
でも、葉月さんよりは、ずいぶん声をかけやすい感じだな、と明日香は思っていた。
なにを言っても笑顔で返してくれそうというか。
特に女子には。
ちなみに、秀人は、なにを言っても静かに拒絶してきそうというか。
特に女子には……。
「なにか用事?」
と笑顔で訊かれ、
「あの、葉月さんのことでお話が」
と言うと、彼は周囲を窺い、
「じゃ、ちょっと外、出る?
今、ちょうど休憩中だから」
そう笑顔のまま言ってきた。



