如何にも出来る女、という感じだが、ギスギスした雰囲気はなく、秀人や小笠原にも共通している、研究者ならではの、浮世離れした雰囲気があった。
白衣につけているネームプレートには日野と書かれている。
「主任、いつまで油売ってんですか。
っていうか、この子、葉月の彼女なんですかー?」
と明日香を指差し、言ってくる。
まったく気配がしなかったので気づかなかったが、さっきからずっと後ろに立って話を聞いていたようだ。
「そのようだぞ」
「ちっ、違いますっ」
小笠原の言葉に被せる勢いで、否定したが、日野はまったく聞いておらず、へー、これが葉月の彼女かあ、とこちらを見たあとで、
「……大変ねえ」
と言ってきた。
その間が。
その間が怖いですっ。
そして、葉月さんの同僚からのその憐れみがっ。
あの人、職場でどんな感じなんですかっ、と思ってしまった。
白衣につけているネームプレートには日野と書かれている。
「主任、いつまで油売ってんですか。
っていうか、この子、葉月の彼女なんですかー?」
と明日香を指差し、言ってくる。
まったく気配がしなかったので気づかなかったが、さっきからずっと後ろに立って話を聞いていたようだ。
「そのようだぞ」
「ちっ、違いますっ」
小笠原の言葉に被せる勢いで、否定したが、日野はまったく聞いておらず、へー、これが葉月の彼女かあ、とこちらを見たあとで、
「……大変ねえ」
と言ってきた。
その間が。
その間が怖いですっ。
そして、葉月さんの同僚からのその憐れみがっ。
あの人、職場でどんな感じなんですかっ、と思ってしまった。



