王様と私のただならぬ関係

「そこで如月先輩に出会ったんです」

 一生の不覚っ、という感じで、明日香は言ってくる。

「で、部室でケーキを切り分けようかなーと思っていたら、如月先輩が入ってきて、なんかだわからないけど、いきなり迫られて――

 気がついたら、ケーキで殴っていたんです」

 ゴトッていうケーキでか……。

「ふと見ると、如月先輩が床に倒れてて、

 ……動かなくなっていたんです」

 お前の語り方が怖いぞ、と思いながら、横目に見る。

「あやうく殺人犯になるところでした」
と恐ろしそうに明日香は言ってくる。

「ケーキで殺しても、殺されても伝説になれるな」
と言った頃、家に着いていた。