王様と私のただならぬ関係

 明日香は赤くなって離れ、
「……できました」
と言う。

「じゃあ、続きも出来るな」

 その辺はやっぱり情緒ないな。

 相変わらず、惜しい感じだ。

「よし、柄杓じゃなくて、クラゲを見せてやろう」

 えーと。

「あの、クラゲの海水くまなくていいんですか?
 せっかく此処まで来たのに」

「今はいい。
 クラゲよりお前が大事だ」

 クラゲより大事か……。

 なにかこう……あまり大事にされてる感が伝わってこないのですが。

 まあ、気のせいだろうな、と思うことにした。