ピンポン、とチャイムが鳴った。 静さんが言うように、二本目の薔薇がっ? と明日香がドアを開けると、黄色い小さな花を持った秀人がお面をつけて立っていた。 何故、弟切草……。 崩れ落ちそうになりながら、可愛い花を見、 「ありがとうございます。 あの、お上がりになりませんか?」 と言ったときには、もう秀人は消えていた。