ところが、数日後、金魚は本当に、ぷかぷかと浮いていた。 明日香は社食に居た秀人と秋成のところにトレーを手に行き、言った。 「秀人が死にました」 は? という顔をして、秋成が秀人と自分を見る。 「……そうか。 まあ、少し弱っていたからな。 新しい秀人を持っていこう」 淡々と言ってくる秀人に、どうしても秀人を入れたいんだな、と思っていた。 秋成が、 「なにそれ」 とついていけずに呟いている。