璃夢「それってd「あっそうだ!璃夢ちゃん!」は、ハイ!」


『どういう意味ですか?』って聞こうとしたのに遮られてしまった。

わざと遮られた?……けど、ここら辺で話終わらせておくべきだよね。また大和さんに悲しい顔させたくないし。


大和「入学式で名前呼ばれたりしなかった?」


璃夢「…あ!呼ばれました!」


すっかり忘れてたけど、そう言えば呼ばれたね。


大和「注目されたヤンキーって言われてただろ?その人たちが現時点での学年のナンバー3になるんだ」


へぇ〜






ん?




璃夢「じゃあ私はもうナンバー3!?」


大和「そう言うこと!」


わぁ!すっごいラッキー!まさに【棚からボタン】!

《それを言うなら【棚から牡丹餅】でしょ
☆棚から牡丹餅とは 思いがけない幸運が舞い込むこと ☆》


大和「ナンバー3を発表するのは毎年の事なんだけどね?今年は二人しか目星いやつがいなくて困ってたんだよ〜。」


あ、あの入学式は毎年のことなんだ。しかも注目のヤンキー発表するのも同じだったんだ。じゃあ毎年入学式は大乱闘で大変だね…。

ナンバー3まであるってことは3人紹介しないといけないけど、今年は八重樫くんと日向くん?しかいなかったんだ。


大和「困ってたらそこに全国優勝者が入ってくるって言うじゃん!もう俺サイコーって思ったよね!」


そうして大和さんは机から私の方へと歩いてくると私の両手を握ると上下にふりはじめた。


大和「だから入学を決めてくれてありがとう!璃夢ちゃんなら注目ヤンキーとして発表しても申し分ないし、認知度もある程度あるから!」


璃夢「に、にんちど?!」


認知度ってそれはつまり、知られているってこと!?それは危ないんじゃない!?だって私女なのに男子校にいるんだよ!?


大和「あ、安心して!璃夢ちゃん、男子リーグで全国優勝してるし、ネットに書いてある記事はこっちでちょちょいとさせてもらったからバレることはないよ!」


あ、よ、よかった…。バレる心配がないなら安心だよ…。ただ、ネットをちょちょいとって言うのがよく分からないから不安だけど…。