ヴェルト・マギーア 星の涙 ACT.1

「それじゃあ……話を戻そうか、オフィーリア」

俺は光を失った目を浮かべる。

「……」
 
オフィーリアは下げていた目を俺に向ける。
 
もしかしてまだ悩んでいるのだろうか? 俺がオフィーリアを狙っている奴らと関わる事について。

「オフィーリア話してくれ、お前は」

「やっぱり駄目だよ!」
 
そう叫んだオフィーリアは、自分の体を包み込むように手を腰に回すとその場に座り込んだ。

「オフィーリア!?」

俺は直ぐに彼女の側に駆け寄り肩に手を置く。

「あの時……感じたのよ」
 
オフィーリアの体は震え始めていて何かに怯えているようだった。
 
その様子に目を見開いた俺は、そっとオフィーリアに聞き返す。

「何を感じたんだ?」
 
オフィーリアは俺の服に手を伸ばすとギュッと掴んでくる。

それはまるで助けを求めるように。

俺はオフィーリアの手を優しく掴んで彼女の言葉を待った。

「あの……あいつらの魔力を……感じたの」

「っ!」
 
まさかオフィーリアを狙っている奴らって……道化師なのか!?

「オフィーリア! お前まさか道化師たちに狙われているのか?!」

「……道化師? それはなに?」
 
俺の言葉に彼女は首を傾げる。

まさか道化師を知らないのか? それともあいつがまだ名乗っていないのか……。

「道化師って言うのは黒魔法を使う連中のことだ」

「っ! 黒魔法って!」