「ごはっ!」
その衝撃に何とか耐えながら、俺は二・三歩後ろへと下がった。
「は、腹パンチは……ないだろ」
「ブラッドが馬鹿なこと言うからでしょ? あんたが私を弄るだなんて三百年早いっての」
「す、すみません……」
だから男みたいな女の子は好みじゃないんだ。可愛げなんて一ミリもありゃしねぇ……。
「男みたいな子に育ったら、レオンハルトなんて一生振り向くことないぞ」
「そ、それは!」
そうなんだ。ミリィは俺ではなくレオンハルトの事が好きなのだ。しかも俺よりレオンハルトの方が数百倍もかっこいいと言いやがった。
「べ、別にレオンハルトに振り向いて欲しいとか、そんなこと思ってないし!」
ミリィはさっきよりも顔を真っ赤にするとそっぽを向いた。
こういうツンデレのところは正直可愛いと思うよ。
男勝りじゃなければもっと可愛くなると思うけど。
「今度会ったらあいつの好みでも聞いておこうか?」
「よ、余計なことしないで! このナルシスト変態馬鹿!」
その言葉に反応した俺の肩が上がる。そして後から沸々と怒りが込み上げてきて拳に力を込めて言う。
「それは聞きづてならねぇなぁ! 誰が【変態馬鹿】だ!!」
「ナルシストのところは否定しないのね……」
ミリィは呆れながら息を吐く。
自分がナルシストなのは自覚しているから良い。だが【変態馬鹿】と呼ばれるのは心外だ。いったい俺のどこが変態で馬鹿だと言うのだ?!
その衝撃に何とか耐えながら、俺は二・三歩後ろへと下がった。
「は、腹パンチは……ないだろ」
「ブラッドが馬鹿なこと言うからでしょ? あんたが私を弄るだなんて三百年早いっての」
「す、すみません……」
だから男みたいな女の子は好みじゃないんだ。可愛げなんて一ミリもありゃしねぇ……。
「男みたいな子に育ったら、レオンハルトなんて一生振り向くことないぞ」
「そ、それは!」
そうなんだ。ミリィは俺ではなくレオンハルトの事が好きなのだ。しかも俺よりレオンハルトの方が数百倍もかっこいいと言いやがった。
「べ、別にレオンハルトに振り向いて欲しいとか、そんなこと思ってないし!」
ミリィはさっきよりも顔を真っ赤にするとそっぽを向いた。
こういうツンデレのところは正直可愛いと思うよ。
男勝りじゃなければもっと可愛くなると思うけど。
「今度会ったらあいつの好みでも聞いておこうか?」
「よ、余計なことしないで! このナルシスト変態馬鹿!」
その言葉に反応した俺の肩が上がる。そして後から沸々と怒りが込み上げてきて拳に力を込めて言う。
「それは聞きづてならねぇなぁ! 誰が【変態馬鹿】だ!!」
「ナルシストのところは否定しないのね……」
ミリィは呆れながら息を吐く。
自分がナルシストなのは自覚しているから良い。だが【変態馬鹿】と呼ばれるのは心外だ。いったい俺のどこが変態で馬鹿だと言うのだ?!



