☆ ☆ ☆
再び走り出した俺たちの先に燃え盛る警察本部が見えた。
「あそこが警察本部だ!」
「そうみたいね!」
本部の周りには怪我を負って手当を受けている警察の人たちが大勢いる。
俺はその中でレオンハルトの姿を探した。
「いない……」
しかしレオンハルトの姿が何処にも見えない。
「ねえ、レオンハルトってどんな人なの?」
「え、えっと、こんな感じだ」
俺は前にレオンハルトとミリィの三人で撮った写真を見せる。
「このミリィの右隣に居るのがレオンハルトだ」
「赤い髪……。でもこの中にその髪色を持った人は居なさそうだけど?」
「……ちっ」
あいつどこで何してやがる!
「おい! まだ中に人が残っているぞ!」
その言葉が耳に届いた俺は、燃え盛る本部の入り口に目を向け走り出す。そして本部の中から出て来た奴を捕まえて言う。
「おいお前! 中に残っているのは誰なんだ!」
「あ、あんた誰だよ?」
そんなどうでも良い質問に苛ついた俺は声を荒げて聞き返す。
「良いからさっさと応えろ!! 中に残って居るのは誰だって聞いてんだよ!」
ギロリと睨みつけながらそう聞くと。
「そ、捜査一課のレオンハルトさんとミューズさんです!」
俺は目を見開き本部を睨みつける。
「レオンハルトのやつ!」
俺は拳に力を込める。
あいつの事だからきっと無茶して出て来れない状況なんだろう。
「待ってろ。今すぐ助けに行ってやる」
俺はオフィーリアを置いて本部に向かって走り出す。
再び走り出した俺たちの先に燃え盛る警察本部が見えた。
「あそこが警察本部だ!」
「そうみたいね!」
本部の周りには怪我を負って手当を受けている警察の人たちが大勢いる。
俺はその中でレオンハルトの姿を探した。
「いない……」
しかしレオンハルトの姿が何処にも見えない。
「ねえ、レオンハルトってどんな人なの?」
「え、えっと、こんな感じだ」
俺は前にレオンハルトとミリィの三人で撮った写真を見せる。
「このミリィの右隣に居るのがレオンハルトだ」
「赤い髪……。でもこの中にその髪色を持った人は居なさそうだけど?」
「……ちっ」
あいつどこで何してやがる!
「おい! まだ中に人が残っているぞ!」
その言葉が耳に届いた俺は、燃え盛る本部の入り口に目を向け走り出す。そして本部の中から出て来た奴を捕まえて言う。
「おいお前! 中に残っているのは誰なんだ!」
「あ、あんた誰だよ?」
そんなどうでも良い質問に苛ついた俺は声を荒げて聞き返す。
「良いからさっさと応えろ!! 中に残って居るのは誰だって聞いてんだよ!」
ギロリと睨みつけながらそう聞くと。
「そ、捜査一課のレオンハルトさんとミューズさんです!」
俺は目を見開き本部を睨みつける。
「レオンハルトのやつ!」
俺は拳に力を込める。
あいつの事だからきっと無茶して出て来れない状況なんだろう。
「待ってろ。今すぐ助けに行ってやる」
俺はオフィーリアを置いて本部に向かって走り出す。



