「れ、レオンハルトの気持ちが嫌だとか、そういうわけじゃなくて!」
私は髪から髪飾りを外すと優しく指先で撫でる。
「私にとってこの髪飾りは一番の宝物なの」
「宝物?」
レオンハルトは【どうしてだ?】とでも言うように首を傾げる。そんな彼を見て軽く笑みをこぼした私は言う。
「だって、これはレオンハルトが私に為に悩んで贈ってくれた物だから」
そう言った私はレオンハルトに微笑みかけて言う。
「だから出来ることなら、これは失いたくないの」
「……そっか。じゃあ今度は一緒に何か買いに行こう」
その言葉に目を瞬かせた私は聞く。
「でも忙しんじゃないの?」
「それくらいの時間だったら作れる。だから心配するな」
「……ありがとう、レオンハルト。楽しみにしてるね」
「ああ」
今度はレオンハルトと二人で出かけられるんだ。二人っきりでなんて滅多にないから凄く楽しみだ。
「なあ、ミリィ」
幸せな気持ちを実感していた時、レオンハルトに名前を呼ばれ顔を上げる。
「お前さ……今日会った男のことをどう思った?」
「えっ? ナインって人のこと?」
【ナイン】と言う名前を口にすると、レオンハルトの肩が少し上がった気がするけど、気のせいかな?
「もしかしてナインのこと知ってるの?」
「あいつは俺の後輩だ。最近こっちに配属されて来てさ」
「そうだったんだ」
じゃあやっぱりナインは魔法警察の人だったんだ。しかもレオンハルトの後輩という事は、魔道捜査一課の人?!
「さ、最初は凄くチャラそうな人だと思ったかな。突然声掛けられたし」
「そ、そうか」
「でも、かっこいいと思ったよ」
「っ!」
最初見た時も凄くかっこいい人だと思ったし、私を助けてくれた時だってかっこよかった。
「ミリィは……ああ言うのが好みのタイプなのか?」
「…………えっ?!」
そ、そんなわけないよ! いや、確かにレオンハルトのこと好きじゃなかったら、今の私なら一発で落ちていたと思ったけど!
「か、かっこいいとは思ったけど、ああ言う人は私の好みとは大分違うかな」
レオンハルトに誤解される前に私は慌てて言う。レオンハルトにだけは絶対に変な誤解をされたくない!
私は髪から髪飾りを外すと優しく指先で撫でる。
「私にとってこの髪飾りは一番の宝物なの」
「宝物?」
レオンハルトは【どうしてだ?】とでも言うように首を傾げる。そんな彼を見て軽く笑みをこぼした私は言う。
「だって、これはレオンハルトが私に為に悩んで贈ってくれた物だから」
そう言った私はレオンハルトに微笑みかけて言う。
「だから出来ることなら、これは失いたくないの」
「……そっか。じゃあ今度は一緒に何か買いに行こう」
その言葉に目を瞬かせた私は聞く。
「でも忙しんじゃないの?」
「それくらいの時間だったら作れる。だから心配するな」
「……ありがとう、レオンハルト。楽しみにしてるね」
「ああ」
今度はレオンハルトと二人で出かけられるんだ。二人っきりでなんて滅多にないから凄く楽しみだ。
「なあ、ミリィ」
幸せな気持ちを実感していた時、レオンハルトに名前を呼ばれ顔を上げる。
「お前さ……今日会った男のことをどう思った?」
「えっ? ナインって人のこと?」
【ナイン】と言う名前を口にすると、レオンハルトの肩が少し上がった気がするけど、気のせいかな?
「もしかしてナインのこと知ってるの?」
「あいつは俺の後輩だ。最近こっちに配属されて来てさ」
「そうだったんだ」
じゃあやっぱりナインは魔法警察の人だったんだ。しかもレオンハルトの後輩という事は、魔道捜査一課の人?!
「さ、最初は凄くチャラそうな人だと思ったかな。突然声掛けられたし」
「そ、そうか」
「でも、かっこいいと思ったよ」
「っ!」
最初見た時も凄くかっこいい人だと思ったし、私を助けてくれた時だってかっこよかった。
「ミリィは……ああ言うのが好みのタイプなのか?」
「…………えっ?!」
そ、そんなわけないよ! いや、確かにレオンハルトのこと好きじゃなかったら、今の私なら一発で落ちていたと思ったけど!
「か、かっこいいとは思ったけど、ああ言う人は私の好みとは大分違うかな」
レオンハルトに誤解される前に私は慌てて言う。レオンハルトにだけは絶対に変な誤解をされたくない!



