「あんたさぁ、何で今更戻ってきたわけ?」
「………あいつらと、決着を着けるため。」
「はぁ!?あんた、何いってんのよ。つーか、大人しく着いてきたんだから、覚悟は出来てるよね?」
不適な笑みを浮かべながら、近付いてくる。
でも、……別に怖くない。だって、あたしは裏の世界で恐れられてるからね。
あんたらぐらいは、全然怖くない。
「……あんたらこそ覚悟は出来てるの……?」
「……あんたさぁ、さっきから何ぬかしてんだよ!てめぇごときが調子乗ってんじゃねぇっ!!」
その言葉の直後に上から水が降ってきた。
「ふんっ!これからはもっと、覚悟しておけよ!!」
女たちはそうたんかを切ると、中に戻っていった。
「………」
これだから、嫌なんだ。
戻ってくればすぐにいじめが始まるなんて分かってた。でも……
あたしはそんなに弱くない。
これぐらいで傷つくようなら、裏の世界に足なんて踏み入れてない。


