あたしの、最初で最後。



最高の思い出だ。








黒桜の倉庫に着いて、バイクを置いた後、倉庫内に入る。



「みんな!!」



一番最後に入ったあたしは倉庫の出口のところにたって声をあげる。



その声に皆が振り向く。



「あたしね、恋蘭と決着つけられて良かった。皆のお陰!!……四王って言ってなくてゴメン。でも、騙そうとしてたわけじゃない……。」



「分かってますよ!」



そこまで言うと、下っ端君の一人が声をあげる。



「皆さんは騙そうとしてた近付いた訳じゃないって、最初から分かってました!」



そのことばを始めに色々な暖かい言葉が耳に届く。



「俺らは仲間だ。」



連が最後にそう言って、皆が笑う。



そうすると、『あぁ、あたしって幸せだな。』って感じたり、思ったりするの。