「連……。ん、平、気。」



心底心配ですって顔しないでよ。



あたしはそんなに弱くないから。



「……んで、なんでよ!なんでこうなるの!?」



狂ったように叫ぶ。



恋蘭の誰もがその姿に顔を歪める。



「瑠璃南はただ、欲しいものを手にいれただけなのに!なんでこうなるの!?」



その言葉を聞いて、あたしの中の何かが切れる音がする。



そう気付いたらあたしは、瑠璃南が泣き叫んでるところに足が向いていた。



――――パンッ!



あたしは、瑠璃南の頬を叩いた。



「なっ、なにするのよ!!」



座り込んでいる瑠璃南を上から冷めた目で見下ろす。



「その欲しいものを手に入れたのにどれだけの人に迷惑をかけた?」



「……は?」