……でも、行かなきゃ。
「……待っててね。」
白、みぃ。
あたしのせいで二人を巻き込んでしまった。
だからあたしには、何があっても二人を助ける義務がある。
後に、どんなに酷いことがあろうとも……。
「うっ、……うぅ、あぁっ……!」
入ってからすぐに声が聞こえた。
みぃだ。みぃの声!
あたしは、声が聞こえた方に走る。
「……みぃ!!」
声が聞こえた部屋に入ると、白がボロボロになって倒れていて、みぃが犯されそうになっていた。
「……っ、みぃ!!」
あたしはみぃの側にいた奴を突き飛ばして、腰に巻いていたパーカーを羽織らせる。
「ま、いな……ぁ」
ボロボロ涙を流して、あたしに抱きついてくるみぃがとても小さく見えた。
「……はぁ、やっと来たんだ。」
「……っ!!?」
突き飛ばした奴が起き上がり、あたしを見る。


